<大相撲>隆乃若が休場

 大相撲の西前頭6枚目、隆乃若(27)=本名・尾崎勇記、長崎県出身、鳴戸部屋=が2日目の12日から休場することになった。初日の安美錦戦で右ろっ骨を骨折、痛めていた左ひざの状態も悪化させた。隆乃若の休場は、先場所の全休に続き、入幕後3回目。(毎日新聞)
[5月12日11時15分更新]

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正直、そんな予感はちょっとだけしてたから、驚きはあまりないけど、ショックはでかい。
昨日、安美錦関の出し投げ食らって崩れ落ちた姿が、かなり衝撃的で。ヤな予感がアタマの中いっぱいに広がってた。
目先の一番、1場所のことだけじゃなくて、これからの力士生命のことが心配になり始めた。
隆関、まだ27歳になったばっかなのに…。
このままじゃ終われないのに…。
大関にいちばん近かったひとなのに…。
今ごろ「大関獲り」とか騒がれていたかもしれないのに…。
秋場所でいい。
復帰が十両からでいい。
元気に土俵に帰ってきて。
このままで終わらないで。

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以下、夜追記。

十両転落ほぼ確実 不運に見舞われた隆乃若

 隆乃若が12日、ろっ骨とひざを痛め休場した。公傷が認められ、このまま休場して来場所十両に転落するのはほぼ確実だ。
 初場所千秋楽に左ひざを痛めたのが不運の始まり。当初は軽いねんざと診断されたが、再検査で骨折が判明。時間がたっていたため公傷を申請できず、春場所全休で三役から落ちた。今場所も痛みが引かなかったが、出場に踏み切った。その結果が初日の負傷と休場では泣くに泣けない。
 新関脇の初場所で9勝を挙げ、取り口にも開眼の兆しがあったのは記憶に新しい。隆乃若は「本当についていない。元気な人の体と取り換えてほしい」と無念さに声を震わせた。
 それでも大器はまだ27歳。師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)は「再起不能と言われて再起した人は何人もいる。これを踏み台にしてくれ」とエールを送っている(共同通信)
[5月12日20時49分更新]

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公傷が認められたということは、今場所はもう出ない、そして名古屋で十両に落ち(そしてたぶん休む)、秋場所十両から再起を賭ける、という図式になる。
わずか4ヶ月前の初場所では大関にいちばん近い東関脇にいた隆関が、あっという間に十両まで落ちるわけだ。
これだからケガは怖い…。

隆関と同部屋・同期でライバルでもある若の里関が、左ひざの靭帯を切り、再生手術後十両11枚目(十両は13枚までしかないから、負け越せば幕下陥落する位置)から再入幕を目指したのが3年前の今ごろ、夏場所だった。
ケガをする前の若関は、平幕ではあったが、「期待の大関候補」と注目を集めていた。ちょうど初場所ころの隆関と立場は似ている。
2場所全休したあと、幕下落ちの危機と背中合わせの状況で、若関は2場所連続十両優勝し再入幕。その後駆け足で新小結へと駆け上がって、三役の常連である現在に至る。
その若関の姿を、隆関はいちばん近いところで見ていたはず。
苦労も努力も、よく知ってるはず。
もうひとり、同部屋同期の隆の鶴関も、ケガで番付外に落ちたことがあるが、そこから現在の幕内まで這い上がってきた関取だ。
そして、隆関のお師匠さんはおしん横綱隆の里の鳴戸親方。糖尿病を克服し、31歳で横綱に昇進した遅咲きの典型だ。
苦労したのは隆関だけじゃないってことをいちばん知ってるのも隆関自身だろうと思う。

尾車親方(元大関琴風)の、「関脇→ケガで幕下まで陥落→その後大関」という前例もある。
隆関、あきらめるのは、腐るのは、いまじゃない。
隆関のチカラなら、ケガさえ完治すれば、十両では無敵だろう。
若関みたいに、すぐ幕内に戻ってくるだろう。

…そうは思っていても、信じていても、寂しいし悔しいのは、もうどうにもなんない。
気持ちの部分が。

しばらく土俵上の隆関を拝めない。
ご贔屓さん残り3人が出ていても、隆関のいない分の穴は隆関じゃなきゃ埋められない。

…さみしいなぁ…。

今度こそは、秋こそは、今場所みたいな強行出場じゃなくて充分な体調で、ケガをきちんと治して、強い隆乃若復活劇を見せてほしい。
それができるはずだから。
復活待ってます。

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NHKさんが、中継中に「大相撲中継50年」とかゆう企画で、リクエスト取組を流している。
昨日は正面解説が北の富士さんだったんで、昭和46年夏場所、横綱玉の海との楽日の一番(北の富士初の全勝優勝)がオンエアされてた。
で、今日は正面解説が元大関朝潮の高砂親方。
っつーことは初優勝を決めた昭和60年3月の若嶋津との一番が流されたわけだ。
あたしが何をリクエストしたかって?

昭和61年夏場所中日 ○北尾(さばおり)小錦●

の一番だっっっ。

…NHKではたぶん流れないだろうなぁ、小錦はともかく北尾だよ北尾。
なんか北尾の取組映像ってNHKじゃタブー視されてそうだしな。
でもあたしの中で、アレほど鮮明に残ってる取組はほかにないのだ。

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