心優しい格闘家

2003年5月23日 sumo
心優しい格闘家は、大成できないのだろうか…。

若の里関の大関昇進を阻むものは彼の優しさだと、そう思っているのはたぶん筆者だけではあるまい。

なにも、朝青龍関みたくなれとは言わない。
彼にそれを望むのは無理だから。
けれど、やっぱりもう少し気迫が欲しいかな…。
同部屋のライバル、隆乃若関くらいには。
負けたときの悔しさとか、勝ったあとのテンションの高さとか。
もう少しくらい、表に出してくれても…という感じがする。
若関は内に秘めすぎてるんじゃないか。

10日目に栃乃洋関に負けてから、それまでとはまるで別人のように相撲内容が悪くなった。
とくに今日の対雅山戦はひどかった。
雅関の突っ張りを受けていただけ。反撃、なにもしてない。
9日目まで7勝2敗、優勝争いをかき回す男とまで言われていたのに…。
今日負けたことで、今場所も2ケタ勝ちはなくなった。
あまりにマジメで一途、そして心優しい若関はひとつ負け出すと考え込んでしまう傾向にあるらしい。
これが、彼がもうひとつ上に進めない一番の要因なんじゃないだろうか。

ただ、この「心優しさ」「マジメさ」が、あたしが感じている若関の最大の魅力なワケで…。
「心優しい」「マジメ」な若関が好きなんだもーん。
この矛盾に苦しみつつも、やっぱり、若関には大関・横綱…と駆け上がって欲しいのだ。

現在ご贔屓力士は4人いるが、隆乃若関を除くと3人とも、どっちかといえば「欲のなさそうな」とか「おとなしそうな」って分類されるタイプだ。
「ジミ」とか。

「おとなしい」「ジミ」でもいいから、「欲を出して」ほしい。
中日のインタビュールームでも、インタビュアーの藤井アナに「欲出してください」って言われたじゃないか…。

若関が「大関候補」から、少々遅咲きでもいいから大関にと脱皮するのはいつのことだろう。
あたしはその日を楽しみに待ってるのだ。

---
横綱、やっぱ転んでもただでは起きない。
彼にとってはあの騒動も「雨降って地固まる」程度でしかなかったようだ。

しかしなぜナベツネ氏が引退勧告だなんだと直接騒ぎ立てるのだろう。
彼はもう横審の委員長を辞めて、一委員になったんじゃないの。
だったら委員長を通して、とかってやるのがスジなんじゃないの。
相変わらず、どこででもワンマン振りを発揮しておられるようで。

何ゆってもたぶん通じないからね、このひとは。

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